未来食堂通信

ようやく5周年

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この春ようやく5周年を迎えることになります。

運転資金0円で始めた居抜物件でしたが、いろんな人に支えられながらなんとかやってこれました。

学生時代や若手調理人時代は「感謝」という気持ちを 親にも先輩にも友人にも他人にも あまり持つことができませんでした。

でも30歳で料理長になったぐらいから 自分の立場や環境があるのが周りの人のおかげだということを初めて気付いて 自分が変わったのを感じました。

周年イベントも 割引企画も ドリンクサービスもやりませんが この場を借りて 皆さんに感謝したいと思います。 



本当に 本当に ありがとうございます。




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シールマンスも今年の4月で90歳だそうです。


現役。去年も来日してました。



彼の80年代後半以降のアルバムを聴いてると 本当に彼にしかできない音楽がそこにあるのを感じます。






自分の料理人としての人生もいつまで続けることができるかわかりませんが、彼のような音楽が似合うような店を目指してこれからも努力していきたいです。


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飲食業界は はやりすたりの激しい業界。



 
新しい店や今 勢いのある店に行くのもいいですが、僕はときどき50代、60代の方が料理をつくってらっしゃる店にわざと食べに行きます。




別に店の方と知り合いでもなく、たいしてうまくもない店も多いのですが 僕は何故か 心が安らぐのを感じます。 







皆さんも新店や話題の店ばかりではなく、たまに老舗のイタリアンやフレンチにいかれてみては?




なにか新しい発見があるかもしれませんね。







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翁に集結する素敵な祝祭。





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翁の「What a Wonderful World」は やはり説得力が違う・・・・・


























まさかの邂逅・・・・ (実家所蔵LP 今度もってきますネ!)







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SIVUCA 恐るべし
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# by tre-lumache | 2012-03-18 18:26 | 音楽

予告

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# by tre-lumache | 2012-03-15 03:27 | 音楽

私的エヴァンス論からの・・・・・・・・・

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注) 僕ではありません・・・・


・・・・・はどうでもいいのだが、最近発掘されたビルエヴァンスとタンバ・トリオのメンバーとしても知られるブラジルのピアニスト、ルイス・エサがリオで共演したレアな1979年の音源。



これ、売れてるのか、売れてないのか全く知らないが ほぼ ブートな音質と荒れまくる演奏でエヴァンスファンからは結構評判の悪いアルバムになってしまっている・・・・で このピアノ デュオの荒れた演奏は全部 ルイス エサ側に決めつけちゃってる。 

こんなアルバム 確かにリヴァーサイド 4部作(1959~1961)を黄金期・最高傑作に挙げる至極真っ当なジャズファンからしてみると 商売気丸出しの「クソ」みたいなアルバムだと思う。ブラジルなんかに行っちゃってるのもイヤなんだろう・・


79年といえばエヴァンスが他界する1年前。アルバム ジャケットの写真って実際の音源とタイム ラグが生じるのが当たり前だが (特にこういうアトダシ的なアルバムの場合)このアルバムの写真では薬とアルコールでふくれすぎた指と のびまくった無精髭で限りなく晩年に近いエヴァンスの様子が推測できる。



 そんな容姿も原因となって ビル エヴァンス最晩期のこのころのCDやレコードは 貴公子然とした4部作のころと比較してみれば 手に取らない輩もたくさんいるのだが、 僕は `78年のEddie Gomez 脱退後、 ‘79のAffinityをはじめとしてラストトリオにいたる この晩期エヴァンスがとても好きだ。



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音楽的に見ても(聴いても?)緊張感をもち、静寂をマナーとして背筋をいくぶん正しながら聞かなければならない 4部作などに対して この「Live in Rio」や「Affinity」ではタイプはまったく違うが どちらもなんともリリカルで優しい空気に包まれて 愛しさと切なさが入り混じったいい気分で酒が飲める。(`70年のエレピ アルバム 「From Left to Right」もこのタイプなんだけどオーケストラも入るからかいくぶん過剰なんだよな・・・・好きだけど)
The Paris ConcertThe Paris Concert: Edition One / Edition Two などは インタープレイの終着点ここにありという状態でこれ見よがし(これ聴けがし?)のソロをどこかに置いといての 三位一体になってしまったインタープレイの極致がココにある。もちろん4部作にはあまり起こらない「?」の感覚がおきる演奏の箇所もあるんだけれど 次に聞いてみるとそこがいいなと思ってしまう。




話は変わるのかもしれないが、最近 価値観の膠着が気になっている。



雑誌やテレビなんかによくでてくる大阪人論なんかはその一例。
例えば大阪人はカウンターが好きとか、やり取りがうまいとか、隣り同志でもすぐ仲良くなってとか、昔の某編集長がやたら主張していた大阪人論は今は少し通用しなくなってきているような気がしている。確かにそういう大阪人は多いのかもしれないが東京人も捨てたもんじゃない。不景気の世の中、競争の激しい都会でもまれ生き抜いている今の東京人の中年層の中には洗練された優れたコミュニケーション能力を持った人を客の中にたくさん見かける。 九州人もすごい。
(京都人は・・・独特ですね。京都人論は誰かにまかせます。)
話はそれてしまったが たまにこういう使い古された大阪人論をベラベラ いまだにしゃべっている輩をみると とてもめんどくさくなってくるし、しゃべってても全然おもしろくない。

うちの店は大阪にあって客が大阪人100%のときが多いが決して毎日 コテコテのノリには全くならない。なって欲しいのだがならない。隣り同士も別にしゃべりださない。


うちの店が悪いのかと思って1年通じていろんな店に行くが特に大阪人論たるものをどの店でも感じるわけではない。(高級店、廉価店ともどっちかっていうと静かな店多いですよね?)





最近やらせで話題になった食べログを見てて思うことがある。

 店に点数をつけるのは勝手にしとけばいいし、エセ民主主義なシステムについてとやかく書く気は全くないのだが、たいしておもしろくもない口コミを少し読んでいると 結局 投稿してる人々のほとんどや それをある程度参考にしてレストランめぐりをしてる人々が昔は情報誌やガイドブックを鵜呑みにしてレストランめぐりをしていた人々と同じなのだということに気付いた。


だからものの見方や価値観が似たような人達が書く側も見る側も食べログのまわりにはあふれている。なぜならそんな人々こそガイドブックや雑誌やテレビの価値観が生んだ寵児だから。





この場合注意して欲しいのは 決して 大阪人論を否定するわけでもないし、一生懸命 点数づけとダサいネット上のシステムの枠組みの中でヘボ文章を書くことを趣味としている人々のことを揶揄するものではないということである。(これを書いてる自分だってたいして変わらない)




とにかく大事なのは我々日本人(大阪人)は国際競争力をもった新しい価値観や理念が今 必要なのだということだ。ものに対して今までと違った見方、考え方、おもしろさを見出し、発見していかなければ生き残っていけない時代がやってきていると思っている。


そして実際に世の中に発信する力をもった経営者、マスコミ、ジャーナリストは自らの仕事にプライドを持って新しい価値観やものの見方をとらえて発信していって欲しいと思う。



この文章を読んだ あなたと私の価値観が違っているのはわかる。違って当たり前。その違いをまずは注意深く観察してみてほしい。もしかしたら自分の感受性と理解力、知識力がいたらないのかも知れない。コミュニケーション能力はどうだ。








音楽との出合いは特にそういう能力が問われる。上述のAffinity なんかハーモニカ奏者シールマンスを初めて知ったのがこのアルバムだったので 30回ぐらい数カ月かかって聞かないと自分の場合は 好きになれなかった。



「結局この文章も ある思考回路の上にのっとれば 至極 ありふれた価値観である。」



そう思ったあなたは私の言いたいことが最初からわかってくださっている方である。
そして そうであるならば相手に対して優しい気持ちで語り合おう。



そうなれば・・・・・そういう人が増えれば世の中はもっと面白くなる。


そう願っている。。












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# by tre-lumache | 2012-03-06 03:49

お知らせ


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いろいろですね



2月19日 日曜日
2月26日 日曜日




リクエストが増えてきました。久々に日曜営業開催します! 17時スタート!




ふだん日曜日仕事の方はゼヒ!!




同業者大歓迎!



名刺かショップカードお持ちいただきますとアペ サービスさせていただきます!(注 今回限定!)






飲食業界じゃなくても名刺でアペ!(注 今回限定!)





人と人がつながるのはFBだけではありません。








お待ちしております!






(代わりに平日のどこかで休みます。)





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# by tre-lumache | 2012-02-01 11:31

つづき






掲載させていただきました!




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ちなみに だし(スーゴ ディ カルネ)は最近 もう一種類作っていて 用途によって使い分けています。このもう一つのスーゴのおかげで料理のヴァリエーションがだいぶ増えました。





楽しくもしんどい仕事の中、たまにこういう内容の詰まった雑誌に掲載していただくと明日への活力が湧いてきます。






つづく
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# by tre-lumache | 2012-01-23 03:07

新年あけましておめでとうございます。

AGNOLOTTI DAL PLIN 2012

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2012年 コース始めました。 



8500円(税込)~。ジビエコースは9000円(税込)おまかせ、完全予約制、お二人様から、です。





この不景気の時代、なんでまたトラットリアが高額のコースを始めるのか理解に苦しむ方もいらっしゃるかもしれませんが、日本の四季の山海から届くさまざまな食材や良質な輸入食材を原価をできるだけ気にせずに 自分の料理の思想を込めて作るには ある程度 高額のコースでしか実現できない料理が確実に存在します。


食材の中でも 特に高価なものも多く、鮮度や熟成の期間を計算したい魚介類や、仕込みが多くて火入れの時間を逆算したいジビエなどはコースの中で提供できた方が お待たせする時間も短く 確実にいい料理が出来上がるのがその好例です。



とはいっても、今までもときどきアラカルトでそういった食材を扱いたくて半ば強引に提供していたのですが、アラカルト 一皿3000円、4000円以上するような料理は来客されるお客さんの層によってはなかなか注文が通らず結局ロスになっていたり、(ブログやツイッター、FBなどで しょっちゅう 「~到着!みんなお待ちしてます!!!!」とかできればいい性格なんですが商売が下手くそなのか、ひねくれてるのか、あまりそういうのが好きではありません。)




またアラカルト店ゆえの脈絡に欠ける不思議なオーダーによって(例えばサラミ盛り合わせ→プッタネスカ→ヤマウズラ&オレンジジュースなど)ストレスを抱えながらつくらなければならない時もありました。オーダーのシステム上決してお客さんが悪いとはいえないかもしれませんが、お店とお客さんとの一期一会の出会いとするならばお互いにとってあまりベストな時間を過ごせたとはいえないと思います。









あと何年かで僕も40代です。どんな仕事でもすごく重要な時期になると思います。だからこれからの何年かを不景気だからとか、売れなくてロスになるからとか、トラットリアだからとか、そういうのを言い訳にして現状維持で過ごしたくないのです。料理人とは職人であるべき。だから一生が勉強であって今を決して自分のキャリアのピークにしてはいけません。





だから結局なにが言いたいのかというと これから新しい食材・自分が作りたい一皿に取り組んでいくための手段としてコースにチャレンジしていきたいということです。




もちろんコースをご注文される方はワインを持ち込みOK!(今までの料金システムです)やはり、うちのサービスと内装では高額になりすぎるのは無理です。あくまでトラットリアとして、できるだけ安く ワインも楽しみながら料理を召しあがっていただきたい!!






もちろん アラカルトも続けます!こちらではやはりイタリア地方料理、郷土、大衆料理を突き詰めつつ、大阪のトラットリア=大衆食堂に求められているメニューや味をもっと充実させていきたいと思っています。値段も安くするかもしれません。但し、2人でコースとアラカルトとかいった注文は絶対に受けません。たぶん発狂します。






やはり店も5年たつとやりたいことがどんどん変わってきます。ハービー ハンコックのMaiden Voyage (`65)とHead Hunters(`73)、Sunlight(`78)、Sound-System (`84)、River(`07)を聞いて全部同じプレイヤーだと思う人はジャズファン以外はいないようなものです。





何を書いてるのかわからなくなってきました。。









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すごいですね








次回はアラカルトについて! 続く!
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# by tre-lumache | 2012-01-05 16:57

informazione

ディナーのみの営業になって1ヶ月ちょっと経ちました。



こっちの方が自分には向いてますね・・・




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店も料理も少しずつ進化・深化させていきたいです。


具体的にどうしていくのか?あるにはあるのですがあまり大言壮語にネット上で吠えるのは好きではないので何も書きません。こういうときは無言実行。。



ジビエが私を覚醒してくれました。来年 お知らせします。






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到着!


神のみぞ造りたまえる造形美






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黒目がちな瞳に ・・・・・むふ♡







釧路蝦夷鹿も到着。熟成させて来週末からですかね。







フランスからの刺客



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100% 獣愛








久々に負けたと感じた一夜。   
  





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フランスかぶれはこんなワインも隠し持っていた・・・       ・・ ニヤリ




 















妖艶に耀く鳥獣を その血たるかのような葡萄酒と共に喰らう、男達に捧げる今週の一枚。

















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巨匠 PIERO UMILIANI.................`70年代、 イタリアは最高にエロかった



























正月は31日から5日まで休みます。
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# by tre-lumache | 2011-12-17 03:32

国産ジビエ開始! & めくるめく音楽ライフ・・・・・


国産ジビエ開始。。。。。今年もいきます!


できるか?・・・・・・・・2011-2012 ver.



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その前に塚口参詣。





ホルモン鍋。




・・・・・・・・・・・・のプレリュードとしてでてきたのは 母乳のような乳白色のミノのだし汁とブラックタピオカ・・・・・



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妄想愛好家の写真を拝借。(多謝)









男の本能を直撃!マンモーネなイタリア人なら涙を流すに違いない。








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その後、氏 主催によるバルーンなグラスに注がれる黒い母乳?(個人見解)の会。  at tre lumache















氏に捧ぐ。イタリアが誇る レア グルーヴ  モンスター AUGUSTO MARTELLI の`7?年作 官能に炸裂する音楽の催淫装置。





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ピエモンテやウンブリアのトリュフ犬は仔犬のころから母犬の乳首にトリュフをこすりつけられてトリュフ香のする母乳を飲んで育ち、青年期のエサにもトリュフをちょっぴり含ませるため、一生その香りを探し続けることになるのだが、私たち人間には幼児期の母乳の香りの記憶もなければ  「これが入っていれば必ずおいしい」 という絶対的な食材も存在しないので一生わけがわからないまま さまざまな飲食店に通い、あれやこれやと食べなければならない羽目になっている。カレーにラーメン、うどんに蕎麦屋、寿司屋に焼き鳥。


しかし、少子化が叫ばれ、国の存続さえ危ぶまれる昨今、 政府はこの季節のイタリアンやフレンチレストラン、ワインバーに限って徴税免除にし、ピンスポットな経済特区を与えるがいい!!



「テーブルは身体こそ横たえないものの、眼と眼で添い寝するひとつのベッドです」と ソニア リキエルが本当に言ったのかどうか私はしらないが、このテーブルは必ずレストランであるべきで、いろんな貝類や生魚を提供する寿司屋に若干のエロスを感じるものの 蕎麦屋でもカレー屋でもラーメン屋でもないと私は思っている。



ジビエ、ワイン、白トリュフ、黒トリュフ、ポルチーニ、タラやフグの白子、卵黄まみれのタィヤリン、カカオ、エスプレッソにグラッパ・・・・・イタリアンやフレンチレストランにはこの季節 催淫効果抜群の絢爛たる食材を多数 擁し、妖艶なフェロモンを放つ。



この不景気な時代、徴税免除され商売的に楽になった善意あふれる店主たちは客に還元し、街中のイタリアンやフレンチにはカップルがあふれかえり少子化の抜本的解決策のひとつになりえるであろう。



しばし街角の弁当屋で唐揚げ弁当を買って帰る六畳一間の未婚の同棲にはそれなりのエロスは存在するのかもしれないと思ってみたが、デパ地下で買える100g600円の無農薬サラダを並べる広いダイニングテーブルにはエロスはかけらも存在しない。





母乳をイメージさせてる店主がエロいのか?解釈する私がエロいのか、あるいは2人ともマザコンなのかなんなのか全く訳がわからないが、世の中のカップルやカップル未満の人たちに素敵な冬のデートを願わくはイタリアンやフレンチレストラン・ワインバーで楽しんでほしいと私は思っているのである。


















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アホですね。






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内ジャケ見開き。 マイ ジャケ コレクション ベスト 5 に入る完成度。















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# by tre-lumache | 2011-11-19 04:39 | 音楽