未来食堂通信

タィヤリンをめぐる回顧録

去年ぐらいからピエモンテが雑誌で紹介される機会が多くなってきたからか、ピエモンテ専門料理店が増えてきたからか、タヤリン、アニョロッティなどピエモンテを代表する手打ちパスタの認知度が以前と比べてだいぶ高くなったような気がします。店でもこの季節の人気メニューです。


両方とも僕も大好きなパスタですし、店によって見かけはさほど変わらなくても  (もちろんプロならわかるのですが・・)  味や食感に店の実力や価値観が如実に表れるのでこの2つのパスタ作りは自然に力がはいってきます。

特にタヤリンは麺が細いだけに生地の選別や配合から加水率、乾燥のさせ具合など色々考えて製麺しなければならない非常にデリケートなパスタです。


ところでこのタヤリンという表記に僕はだいぶ前から違和感を覚えています。というのも現地では 「タヤリン」という発音ではなく 「タィヤリン」とあいだに 「イ」を入れなければ通じません。


イタリア語表記すると 「tajarin」 「 j 」はイタリア語でや行ではなく「い・や行」


になります。「ヴィンテージ トゥニーナ」などで有名な ワイナリー「JERMANN」はジェルマンでもユエルマン でもなく「ィエルマン」。








カッペリーニではなく カペッリーニ。ルッコラ ではなくルーコラ・・外国語表記はむずかしいですね。






まあそんなことはどうでもいいのですが、タィヤリンといえば


特に卵黄をたくさん使って こくのある麺の味わいと独特のサクッとした触感ををつくるのですが、残った卵白はどうするかという問題が常に付きまといます。


普通は小菓子作りに回したり、サルシッチャ作りに廻したりします。筋肉大好きだったころは全部食べてました。


でもタィヤリンの起源をたどっていくと本来の卵黄と卵白の使用重要度というのは全く逆。
つまり卵黄が先か?卵白が先か?の問題でいうと完全に卵白のほうが先、卵黄が後だったのです。



ピエモンテはバローロ、バルバレスコを代表とするワインの名醸地。



詳しい話をするとまた難しい話になってくるので省略しますが、このワインの醸造過程で清澄化のために使うのが卵白だったのです。コンソメなどと同じです。そしてこの時残った卵黄を使ってつくったのがタィヤリンというわけです。


(ちなみにこの残った卵黄の使い道がフランスのボルドーだとカヌレになります。)





でここからが実は本題なのですが、イタリア滞在中の卵の話で必ず思い出すのが卵の殻をかぶったカリメロというアニメの鳥類です。



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イタリアに行って初めて知ったのがカリメロがイタリア生まれのキャラクターだということ。(同居人のアンドレアに教えてもらいました)





もともとはイタリアの洗剤のCM用につくられたキャラのようであの黒さは唯の泥汚れだったことがこの映像を見てわかりました。






(声質がどうも・・・・・・その他略)


このCMがイタリアの子供たちの間で大人気となり、その後それに目を付けた日本でもアニメ化されたということです。




だいたいイタリア生まれのアニメ?のキャラというとトッポ ジージョ (これも正確な表記をするとトーポ ジージォ)



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(右端は製作ミスでは!?)






(監督 市川 崑! 途中で耳から水が出てくるのが ????その他略)



をはじめとする なんとなくせつなさを感じるくらい三流感漂うキャラばかりなのでカリメロという一流のキャラクターがイタリア発というのを知った時の衝撃は今でも覚えています。




トッポのほうも日本でその昔アニメ化していたらしい・・・・



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(耳でかすぎ・・・・・・その他略)




テーマソング


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デザインが全部まちまち (悲) その他略・・・













・・・・・・いちいちつっこむところが多すぎて疲れます。。。









つづく
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by tre-lumache | 2010-10-29 01:08